ドッグフードの添加物もさまざま
量販店で売られているようなドッグフードには、添加物が使われていることがほとんどです。
その添加物にもいろいろな種類があります。
・プロビレングリコール
これは半生のドッグフードに対して、保湿や制菌、カロリープラスといった目的で使われるものです。
プロビレングリコールは犬に対しての臨床的・血液学的影響はないとされるものの、ネコちゃんに対しては赤血球数などに変化が及ぶということがわかっています。
・エトキシキン
これはゴムの生産へと使用する目的で開発されたものです。
ビタミンEを上回る抗酸化作用を持ち、さらにはビタミンEよりもリーズナブルということで、少量の添加であれば健康への影響はないと訴えるメーカーもあるのですが、それを裏付けるほどのデータは今のところありません。
むしろ現状は犬の健康に対して悪影響を及ぼしかねない添加物のひとつになっています。
ちなみに、このエトキシキンは人間用の食品へは添加できないようになっています。
まだまだあるドッグフードへの添加物
・亜硝酸ナトリウム
保存料や赤色着色剤として使用される亜硝酸ナトリウムは、肉の黒ずみを防止するのに役立ちます。
しかし魚卵や食肉などにあるアミンとの化学反応により、ニトロソアミンという発がん性物質が生じることになるため危険性のある添加物と言えます。
そしてドッグフードには、見た目を良くするために着色料も多く使われている場合があります。
赤色3号や赤色105号、青色2号といった着色料はそれぞれ健康へのリスクのある添加物です。
この他原材料名に合成調味料と書かれていることもありますが、この場合その合成調味料が何でできているのかわからないという問題点があり、問い合わせても具体名を知ることができないケースも多いです。
このような添加物にまみれたドッグフードを大切な犬には与えたくないでしょう。
そんなニーズに応えるべく、無添加ドッグフードと言われるジャンルが確立されたのです。