成長期にはたくさんのエネルギー量が必要
犬のライフステージはいくつかに分類されますが、その中で成長期にはよりたくさんのエネルギー量が必要になってきます。
犬は成長期にあっという間に大きくなりますが、だからこそ消費するエネルギー量も多くなるのです。
また丈夫な体作りの実現には、タンパク質やカルシウムといった栄養素がよりたくさん必要になってくるのです。
しかし高齢期になれば、犬も運動量は減っていくため、一日のうちに消費するカロリーも減っていきます。
このため今度はカロリーコントロールや、さらには消化のしやすい食事といった要素が必要になってくるため、ドッグフードを年齢別で作ることによってライフステージに合わせた食事を与えることができるのです。
年齢別でなければならないという訳ではない
このようにライフステージによって犬の状態は異なるため、それに応じたドッグフードをということも重要にはなってくるのですが、それでも年齢別ドッグフード以外はNGということではありません。
全年齢対応のドッグフードでもいいものはいいですから、年齢別ドッグフードだけにこだわる必要はありません。
無添加ドッグフードでも、年齢別のものもあれば全年齢対応のものもあります。
しかしいずれかを選ぶにしても、人間と同じように犬もライフステージによって体の状態が変わってくるのだということは理解しておきましょう。
ライフステージが変わるタイミングにも個体差がある
犬のライフステージに関する説明で、高齢期の項目を見てみると「7歳以上」となっていることが多いでしょうが、実はこれはあくまでも目安となります。
大型犬、小型犬の違いもそうですし、その大まかな分類の他に個体差があるわけなので、7歳になったのを境にすぐに高齢期のドッグフードに切り替えるという風にはしなくていいのです。
犬の健康状態をしっかりと見てあげることで、高齢期になったかどうかということもわかってくるでしょう。