なぜ食欲がないのかを考えてみる
「最近ドッグフードをあまり食べなくなった」という場合、その原因を飼い主なりに考えてみることが大切です。
もし高齢期にある犬ならば、年齢的な要因が関係しているかもしれません。
犬は加齢により嗅覚にも衰えが生じます。
犬はドッグフードのにおいを確かめたうえで食事をしますから、嗅覚が衰えてしまうと以前なら察知できていた食欲を刺激するにおいが察知できなくなるということがあります。
そのように食欲低下が起きている場合、消化機能の低下も疑われますので、犬にとって消化しにくい原材料である穀物が中心のドッグフードを与えているのであれば、穀物不使用のドッグフードに切り替えていくというのも対策の一つになります。
おやつはよく食べるんだけど
ドッグフードよりもおやつを好む犬は少なくないですが、おやつは食事の代わりにはなりませんから、それにも対策が必要です。
おやつというのは犬用のものでも嗜好性が高いですから、そんなおやつのように犬の食いつきがよくなるようなドッグフードを選んでいきましょう。
犬は、肉やお肉エキスに食欲を刺激される傾向があるものの、安価なドッグフードですとコストカットのためにお肉成分がほとんどなかったり、少なかったりということがあります。
だからこそ、犬が好むお肉に着目して作られたドッグフードに切り替えることにより、愛犬の食欲を刺激するということも可能になります。
大切なのは根本解決
ドッグフードへの食いつきをよくするために、ドッグフードを温めたり砕いたり、ドッグフードをローテンションさせたりなどなど、いろいろな方法を試したことのある飼い主の方も多いでしょう。
しかしこれらはあくまでも一時的な解決策なため、根本的な解決にはつながらないのです。
ですから心当たりのある要因に合わせた上記のような対策を試してみることが大切になってきます。
また、犬の食欲不振には病気が原因となっていることもありますから、気になることはそのままにせずに獣医師から診てもらうことが重要です。