063b803844679578ab8e2af6bd41615c_s

肉副産物(ミート副産物)とはいったい?

肉副産物とは、屠畜場での作業において出てくる肺や腎臓、血液、骨などを指します。
それらは食肉の流通経路に乗ることがないため、肉副産物となっているのです。

屠畜場で屠殺される家畜は、あらかじめ専任の獣医師がその家畜の健康状態をチェックし、病気の有無を調べます。
ですから肉副産物となった家畜は病気を持たない家畜ということになり、病気でない家畜であれば基本的には臓器なども健康であると考えることができます。

肉副産物の実態

肉副産物として本来含めるべきではないものも、肉副産物にまぎれていることがあります。

食肉として利用できるもの以外はすべて肉副産物になっていると考えられるので、羽や爪といったものの他、糞尿や飼育中のタグさえも混入される場合があるそうです。

肉副産物が安全かどうかはひとまず置いておくとしても、肉副産物といわれるものが入っているドッグフードには抵抗があるという飼い主の方も多いはずです。
それを避けるためには、原材料名に肉副産物(ミート副産物)と書いてあるものは除外するのはもちろん、肉粉、○○○ミールといった記載があるのも怪しんだほうがいいでしょう。

肉副産物不使用のドッグフード

ドッグフードの原材料名を見て、牛肉やラム肉といった肉そのものの名前が書かれているものならば、そこに肉副産物が使われている可能性はほぼないと言えます。

肉副産物の「副産物」というところには、食べるべきではないものも含まれていることがあるので、肉副産物不使用のドッグフードのほうが安心です。
糞尿や羽などがドッグフードの材料に部分的にでもなっていれば、それはやはり安全とは言えないでしょう。
肉副産物不使用にこだわるドッグフードは、だいたいが無添加によって作られた無添加ドッグフードです。
添加物がすべて悪ということでもないですが、健康への悪影響を及ぼしかねない添加物が平気で使われているドッグフードもあるため、それにはやはり注意していきたいものです。