キャリーオーバーの意味するところ
キャリーオーバーと言うと、宝くじを想像してしまう人が多いかもしれませんが、実は、もうひとつ、まったく別のところでも使われています。
それが、ドッグフードをはじめとする、ペットフード業界。
ここで「キャリーオーバー」という言葉が使われています。
しかし、どういう意味なのか具体的に分からない方が多いでしょう。
ドッグフードを選ぶ際には、このキャリーオーバーという意味を知っておくことが大切ですので、ご説明していきます。
無添加だから安心とは限らない!
ドッグフードを選ぶときに、「無添加」と記載されている商品には安心感を覚えますね。
しかし、無添加というのは、いったいどこからが無添加なのでしょう。
ドッグフードに使用される鶏肉を例に挙げて考えてみましょう。
まず、ドッグフードに鶏肉を使う場合は、ニワトリを飼育しなければなりません。
ニワトリを育てるためにはニワトリに餌が必要です。
この時に使用する餌が添加物だらけだったら、ニワトリの体内には添加物が蓄積されていきます。
さて、添加物だらけの餌によって成長したニワトリを、いよいよドッグフードを作るために使います。
ドッグフード工場では、添加物はまったく使っていません。
・・・どうでしょうか。この状態で、完全なる無添加であると言えるでしょうか?
これこそが、キャリーオーバーなのです。
鶏肉を例にあげましたが、トウモロコシなど穀物や野菜でも同じです。
薬品をたっぷり使って育てた食材を、工場で添加物なしで製造する・・・果たして本当に安全なのでしょうか。
キャリーオーバーについて調べましょう
愛犬のために、本当に良いドッグフードを選びたいと思うなら、キャリーオーバーかどうか、この点をきちんと調べることも飼い主さんの役目です。
本当に信頼できるドッグフードであれば、使用している原料の飼育過程や製造過程にまで触れているはずです。
メーカーとしても、ここまでこだわりぬいているというポイントを、積極的に宣伝しない理由はありませんよね。
飼い主さんは、無添加ならどれでも良いと考えるのではなく、もっと深いところまで掘り下げて調べたうえで選んでいきましょう。