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便で愛犬の健康を知ろう

犬は利口な動物ですが、お腹が痛いよ・・・というサインを直接飼い主さんに伝えることはできません。
そんな犬の健康を計るバロメーターになるのが便です。
愛犬のウンチの状態を見れば、どんな病気にかかっているか予測できるくらい大切なものですから、様子がおかしいなと思った時はウンチの状態をチェックしてみましょう。

下痢の場合

犬がよく下痢をするという場合、消化吸収不良というそれほど心配しなくても大丈夫な場合と、細菌感染やアレルギー反応など病院の診察を受ける必要のあるケースがあります。
細菌感染は下痢だけでなくおう吐や発熱なども発症することが多く、アレルギー反応は特定の食べ物を食べると必ず・・・など規則性がみられます。
また、人間と同じように過度なストレスによって下痢になる愛犬もいます。
一概に原因を特定できないのが難しいところですが、下痢が続く時は食事の量を減らしたり、消化の良いものを与えるなど工夫をし、ひどい場合は病院に連れていきましょう。

便秘の場合

下痢とは反対に便秘になる愛犬もいます。
便秘がちな犬には食物繊維を多めに与えることを意識してください。
また、運動不足で便秘になっている可能性も考えられるので、充分に運動をさせてあげましょう。
ただし、長期にわたって便秘が続く場合は巨大結腸症という病気も疑われますので、早めに診察を受けましょう。

言葉が話せないからこそ配慮を

私たち人間も便秘で苦しんでいる人は多いですが、やはり運動不足や食事内容、ストレスなどが大きく関係しています。
言葉を話せない犬の場合は、飼い主さんがどれだけ愛犬の気持ちをくみ取って上げられるかにかかっています。
人間と同じで、愛犬も毎日形の良い便が出るのが理想的です。
便秘や下痢が頻繁に続く時は、普段の生活で何か変わった点がなかったかを考えてみてください。