成長段階に応じて与えるフードを変える
犬のライフステージは、子犬期・成長期・成犬期・シニア期とに分かれます。
各ステージによって必要になってくるエネルギー量には微妙な変化が生じます。
だからこそドッグフードには、子犬用・シニア犬用といったカテゴリに分かれているのです。
また妊娠しているお母さん犬のために作られたフードなどもあり、そのジャンルは多様化しています。
成長期にある犬は、消化機能が完全には発達していないため、一度に多くの量を食べることができません。
このため生後半年ごろまでは、1日にエサを与える回数を3~4回としていきましょう。
その後はだんだんとその回数を減らしていき、最終的には1日2~3回程度の回数となります。
成犬期・高齢期の犬
成犬期(1歳~8歳)になりますと、エサの回数はさらに減り1日1~2回程度となります。
お腹が弱い犬であれば、2回などに分けてエサを与えていきましょう。
次に高齢期の犬についてですが、小型犬の場合はだいたい7~8歳から高齢期に差し掛かり、大型犬の場合はだいたい5~6歳から高齢期へと差し掛かります。
ですから飼っている犬のタイプを踏まえて高齢期のフードへの切り替えを行っていくといいでしょう。
健康状態が良好な場合、食事回数は1日2回でも問題ありませんが、消化機能の低下を防ぐためにあえて食事回数を増やすという方法もあります。
無添加ドッグフードのローテーション
いつも同じドッグフードばかりを与えていると、栄養バランスが偏るおそれがあります。
それを避けるために、いくつかの無添加ドッグフードをローテーションするという方法があります。
フードを替えるタイミングにはとくに決まりはなく、毎日替えたり毎週替えたりしてもいいのです。
ただ大切なのは、その犬に合った無添加ドッグフードでローテーションを組むということなのです。
ですからまずは、合うドッグフード選びから行っていきましょう。