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犬に多い腎臓病、予防を意識しよう

腎臓病は犬に多い病気のひとつです。
老犬になるほど発症率も高くなりますが、規則正しい生活をしていくことで腎臓病の発症リスクを抑えることができますので、飼い主さんは愛犬の生活をしっかり管理していくことが大切です。

腎臓病には急性腎不全と慢性腎不全とがありますが、高齢になるにつれてリスクが高まるのが慢性腎不全です。
急性腎不全は突然吐いたり、ぐったりとするなど見てすぐに「何か変だ」と分かるため対処もできますが、慢性腎不全は症状を確認することが難しくゆっくりと進行していきます。
そのため、初期の頃に症状に気がつかずに見過ごしてしまったがために重症化してしまうこともあります。

トイレの回数が増えたり、体重が減る、食欲がない、のどが渇くなど様々な症状がありますが、それが腎臓病だからとなかなか結び付けられないケースも多いものです。

腎臓への負担が少ないドッグフードを選ぼう

では、腎臓という大切な臓器を守るためにはいったいどうしたら良いのでしょうか。
腎臓病は老いとともに発症リスクが高まることは冒頭でも述べたとおりですが、普段の食生活を見直すことでリスクを抑えることができます。
また、すでに腎臓病を患っている愛犬の場合は、症状の進行を遅らせることを意識していくことが大切です。

ここで重要となるのがドッグフード選びです。
腎臓に負担がかかるのはどのようなドッグフードかお分かりでしょうか?

答えはとても簡単です。
添加物がたくさん使われているドッグフードや、品質の悪い原材料を使っているドッグフードです。
添加物は本来犬に必要のない成分であり、不要な成分を体内に多く摂り込んでいれば腎臓に負担がかかるのも当然ですね。

犬だからという考え方ではなく、人間に置き換えて考えてみてください。
人間にとって本当に必要な栄養素が不足していて、添加物たっぷりの食事を続けていたら・・・健康を害してしまったとしても何ら不思議ではありませんね。
犬も同じで、適当な食事を続けていれば腎臓だけでなく体のあちこちにマイナスの影響が出てきてしまうのです。

無添加で安全性の高いドッグフードがおすすめ

腎臓病の予防を意識してドッグフードを選ぶときには、特に過剰摂取することで腎臓への負担が大きくなってしまう、リンやタンパク質のバランスを考えて作られているかどうかをチェックすると良いでしょう。
さらに添加物不使用であったり、人間でも食べられるくらいの安全性の高い原材料を使っているかどうかをチェックすることも大切です。

腎臓病を発症してしまうと、完全な健康状態に戻してあげることができませんので、予防を徹底することが大切です。
『あの時もっとこうしてあげていたら・・・』など、腎臓病が発症してから後悔することがないようにしていきたいものですね。