2010年5月15日 UP | 栄養士 竹田恵理子先生
あったかくなってきたこの季節。フードの管理方法を確認しよう。
今年は冷夏になるといわれていますが、夏はやっぱり暑いですよね・・・
皆さん昨年の夏にこの犬喜屋まぐが始まった時の記事を覚えてらっしゃいますか?「ドッグフードの管理」について書きました。
4月ぐらいからもうフードにとっては注意が必要な季節になっています。今一度確認をしていきたいと思います!
フードはどこにおいてありますか?
今、皆さんのお家のフードはどこにおいてありますか?キッチンの流しの下ですか?や電子レンジラック?コンロの下の棚?
私のオススメは家の中で涼しく暗い場所そして湿気の少ない所です。皆さんフードを買う時は一生懸命パッケージを見て成分や賞味期限をチェックしていらっしゃるにのに保管場所は割と使い勝手で選ばれているお家が多いようです。せっかく体に良いフードを選んだとしてもフードを使っている間にフードに入ってる油(脂肪)がドンドン酸化していたらもったいないです!!酸化したフードは肝臓を悪くする原因ともアレルギーの原因とも言われています。
少し前ペットショップをのぞいていた時店員さんと話してらっしゃる一人の飼い主さんの話が聞こえてきてビックリしました。なぜならばその方は「犬が沢山家にいるので食費を安くしたいけど質の悪いフードは食べさせたくないので賞味期限間近の良質なフードを安く買っています」と堂々と話されていました。立ち聞きはよくないと思いつつあまりにも衝撃的な内容なので耳を傾けてしまいました。
本末転倒?結局お薬を飲ませることに・・・
食費は安くしたいけど質の悪いフードはあげたくない。これはよくわかります。安くて良いのを手に入れたいのは誰でも思う事です。ですが賞味期限間近の良質なフードを安く買う。これはいかがなものでしょうか?
お店としては賞味期限がきて廃棄するよりは安く買ってもらった方が良いですよね?スーパーの割引と同じだと思います。私もスーパーでお気に入りのデザートが安くなっているとついついカゴに入れていしまいます。
でも安く買ったら早いうちに食べる!これが鉄則ではないでしょうか?ですがその飼い主さんは「大袋を沢山買って何カ月もたせる」と・・・もう完全に賞味期限切れてますよね?
そんなので犬達は平気なんだろうかと思っているとその飼い主さんが
「今年の健康診断で7頭中4頭が肝臓の数値が悪くてお薬飲ませてるんです残りの子も数値がギリギリだったんです」と・・・
その方がお店に来た目的は処方食が高いし以前安く購入していたお店は信用できないのでフードを買いに来たという事でした。
フードの名前はとても有名で良質なものでした。普通に1カ月ぐらいで使いきれる量を買って犬達にあげていればこんな問題は起こらなかったような気がします。できればそんな事にはなってほしくありません!
肝臓は有害物の処理をする場所です。肝臓には胆のうというものが下面についていて胆汁を肝臓に分泌しています。胆汁は脂肪の消化吸収を間接的に促す働きがあります。ここにもし酸化した油が毎日毎日大量にやってきたら肝臓は悪くなってもしょうがない気がします。しかも肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれているので気が付いた時には手の施しようがないという事もしばしばあるようです。
愛する我が子を知らず知らずのうちに苦しめているなんで考えられません。フードはとても便利で種類も沢山あります。選んだ後もしっかり管理して今年の夏も元気に乗り切っていきましょう!
オススメのフード保存方法
おすすめするフードの保存方法は湿気の少ない冷暗所で保存する(使い勝手も考えて私は冷蔵庫や冷凍庫をオススメしています)。
そして
1カ月(長くても1カ月半)で使いきれる量を買う事。
ちなみに私は普段手作りゴハンをあげていますので、フードはおやつ代わりにしか使いません。なので購入する時は一番小さな袋を買います。買ってきたら冷凍庫へ入れています。そして普段は使いやすいように100gぐらいを冷蔵庫の野菜室へチャック付きの袋か密閉容器に入れています。こんな話をすると「フードが凍ってくっついてしまうのでは?」と心配される方がいらっしゃいますが、ドライフードは水分量がとても少ないのでくっついたりすることはありませんのでご安心を。
このように保存していると油臭くなったり、フードを入れている袋がべたつくなんて事は中々起こらないと思いますよ。フードにとっては管理に気を使う季節がやってきています。皆様のお家のフードがどこにおいてあるか点検する機会となれば幸いです。

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福岡市内で、ドッグシッターや犬の食事関係の専門、「パウズフォウトウト」を設立。 『人と犬が楽しく笑顔に!』をモットウに、ドッグシッターや食事のカウンセリング、ダイエットの指導などを行っている。愛玩動物飼養管理士、栄養士(人間の)、健康管理士一般指導員、フードスペシャリスト、食生活アドバイザーなどの資格を取得。現在は、動物栄養学の講師として専門学校で教えている。 |



















