犬喜屋まぐ

2010年4月9日 UP | 栄養士 竹田恵理子先生

そのダイエット、無理してませんか?

そのダイエット、無理してませんか?

犬達にはお散歩しやすい季節になりました。いつものお散歩も春を彩る花たちのおかげで楽しさが増しているような気がしますが皆様はどうですか?

先月はダイエットの話でした。ダイエットの時につきものなのが「リバウンド」です。テレビを見ていてもダイエットをした後リバウンドで以前よりも体重が増えてしまったと話しているタレントの方々の話をよく聞きます。 リバウンドをしている方の特徴は「無理をしている」という事です。リンゴやキャベツだけを食べるダイエットや一日の食事回数を減らす過酷なもの・・・

これは決して人だけの話ではありません。 みなさんの家にいる犬達は人に飼われています。ということは自分たちの感覚でダイエットをさせる傾向があるんです。

ゴハンを1日1食にして1週間で○キロ痩せさせます!とか、朝ごはんの代わりにリンゴをあげていますなど本当にいらっしゃるんですよ。

リバウンドはなぜ起こる?

なんでリバウンドが起こるののでしょうか?それは「脳の仕組み」が関係しています。これは人も犬も共通で起こるようです。

体重50キロのAさんが目標体重45キロのダイエットに挑戦したとします。 45キロに痩せるまで2カ月かかったとします。

①Aさんは目標体重になったので気が緩んでちょっと食生活が乱れました。そうすると2週間(14日)でリバウンドをしてしまいました。

②これじゃいけないとAさんはまたダイエットに励むのですが今度は4カ月かかってしまいました。

③今回は頑張ったので食事には気を使ったのですが、1週間(7日)でまたリバウンドしてしまいました・・・

④次こそは絶対にキープする!と気合を入れてダイエットをしたAさん目標の45キロになるまでに8カ月かかってしまいました。

⑤痩せれてホッとしたAさんは気が緩んだたった3~4日でリバウンドしてしまいました・・・・

リバウンドを繰り返せば繰り返すほど痩せにくく太りやすい体になる

この文章で何かお気づきになりましたか?ポイントは2つです。

痩せるのにはどんどん時間がかかっているのに、リバウンドする時間はどんどん短くなっているんです!!

これは人の研究で分かった事ですが、リバウンドを繰り返せば繰り返すほど痩せにくく太りやすい体になる。といういやな連鎖が始まるのです。痩せるのに必要な時間は約2倍にリバウンドする時間は約1/2になるという事が分かっているそうです。

犬も似たようなものです。ダイエットを繰り返している犬はゴハンの量をこれでもか!と減らしても全然痩せず、ちょっと増やしただけでもお肉が付きます。

体質にもよりますが、太りやすい体質の犬や子犬の時にかなりおデブだった犬は要注意です。この連鎖が始まりやすいです! 無理なダイエットは飼い主と犬に負担がかかり、リバウンド傾向がります。先月「無理せずゆっくり痩せる」というのを提案したのには上記のリバウンドの怖さを目の前で見ているからです。

「習慣化」が大切

「習慣化」が大切

私がダイエットのカウンセリングをした時には3カ月~長い子で1年以上かけてゆっくりゆっくりダイエットをするのをオススメしています。中には「それでは困る」という飼い主さんもいらっしゃいますが、「急がば回れ」でリバウンドについてお話を必ずさせていただいています。

ゆっくり痩せるメリットは飼い主と犬に負担がかかりにくいという事ともう1つ「ダイエットを習慣にする」という目的があります。

根気強くダイエットをしていただいた飼い主さんの多くが1年以内に私に「昨日はおやつをあげすぎてしまったので、朝ごはんはチョットにしました」という様な報告をして下さいます。こんな報告があったお家はたぶん大丈夫です。「食事の量を気にする」事が飼い主さんの体に染みつき自然に行動できている証拠ですから。

神経質に気にする必要はないと思いますでもちょっとした事で皆様の大切な愛犬が健康で長生きしてくれれば本当にうれしいです。

 

 


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著者紹介
0900801 犬の栄養士さん 竹田恵理子先生

福岡市内で、ドッグシッターや犬の食事関係の専門、「パウズフォウトウト」を設立。

『人と犬が楽しく笑顔に!』をモットウに、ドッグシッターや食事のカウンセリング、ダイエットの指導などを行っている。愛玩動物飼養管理士、栄養士(人間の)、健康管理士一般指導員、フードスペシャリスト、食生活アドバイザーなどの資格を取得。現在は、動物栄養学の講師として専門学校で教えている。

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