犬喜屋まぐ

2009年11月1日 UP | 栄養士 竹田恵理子先生

続・季節の野菜で体を温めよう!

寒暖差の大きいこの季節は持病の悪化・再発に注意

明日から11月です!今年も残すところあと二か月で。早いですねぇ・・・

朝晩は特に冷え込むようになりましたね。ヨークシャテリアのようにアンダーコートが生えない子はTシャツを着たりしています。チワワなど気温の高い国が原産の犬達もボチボチ洋服を着たりし始めていますし、ウチの子もお腹を出してあおむけで寝るのから、だんだん丸くなって寝る様になってきています。

食べ物ではだんだん冬が旬の物がスーパーや八百屋さんに並んでますね。 白菜、小松菜、キャベツ、大根、かぶ、ごぼう、蓮根などなど、出てきましたね。秋~冬は土の下にできる野菜が多く、ミネラルが豊富で体を温めてくれます。

お野菜をワンちゃんにあげる時に皆さん灰汁(あく)はどうしてますか? 私が手作りごはんの勉強を始めたときに「灰汁はどうするのだろう?」っと悩んだことがあります。私たちが食べる場合、ごぼうは酢水にさらしたりしてきちんと取り除きますよね。 残念ながら当時はそんな事を書いてくれている本はありませんでした。悩んだ結果当時の私は「なんとなく灰汁を取らない」という事にしました。 その時に私の勉強のために付き合ってくれた犬達には灰汁を取らずに食べていただいてました。

でも、気になって仕方がなかったのです。

本当にそれでいいのか。

もっと基本的な事、栄養素だとか、からだの消化吸収の流れだとかを勉強したい!っと短大に入学してその疑問がスーッと消えました。 人は見た目やえぐみ(飲みこんだ時の苦味や舌の荒れを感じるような味)のために取り除くのですが、野菜の灰汁には「ポリフェーノール類を多く含む」そういったものが多く、止血や収れん作用をもつものがある。と習ったのです!!

目からうろこでした・・・灰汁に実は体に有効な成分も入ってる・・・その時に「なんとなく」が正解だったのだとうれしく思ったのを覚えています。

ポリフェノールは皆さんご存知ですよね?ワインとかに入っているアレです。ポリフェノールは動脈硬化や脳梗塞を防ぐ抗酸化作用があるんです。たとえ灰汁に含まれるポリフェーノールが少しだったとしても、 しっかり食べてもらいたいものです。 犬の手作りごはんの場合「野菜の灰汁はとらない」事をオススメします!タケノコとかスッゴ~~クえぐい物は取った方がいいとは思いますが。

体をあたためる与え方

秋~冬のお野菜は生で食べることが難しいものが多いですよね。

当然ながら犬にあげる時も「自分も生で食べないし」と加熱される方が多いと思います。 冬を迎えるにあたって加熱するのは「体をあたためる調理法」として有効です。生野菜を沢山食べるのは体を冷やす事になりかねませんので、あまり沢山はあげないようにして下さいね。

体を温める鍋料理はこれからの季節にピッタリですよね。鍋料理は飼い主さんと犬のペアメニューが作りやすいです。 中毒のあるネギ類は薬味として人間だけ使って、お鍋に野菜やらお肉を入れていきます。めんどくさい方はワンちゃんのお皿にお肉や、野菜を取り分けてそれにお米を加えた「雑炊風」のご飯でもいいし、普段のドックフードに美味しいエキスの出ただしをお野菜とともにかけてあげるのもいいですよね。ただし、あんまりアツアツをあげるとやけどしますので注意して下さい。

これからの季節、我が家ではネギ抜きの鍋で二人とも大満足です。手羽先などの骨付き肉はお肉だけ取ってあげるか、もともと骨のない部分をあげるようにして下さいね。

手作りフードレシピを見たい方はこちら »竹田先生の手作りレシピ

[マメ知識] フィトケミカル

ポリフェノールが出てきたので、フィトケミカルのお話を・・・

フィトケミカルとは簡単にいうと植物由来の化合物や栄養素の事を言います。 ここでのポイントは「植物由来」です。

お肉とかではとれないんです・・・ 有名どころでいうと先ほどの「ポリフェノール」はブルーベエリーなどに含まれる「アントシアニン」大豆などの「イソフラボン」ゴマの「セサミノール」の大きなくくりの名称です。 そのほかにはトマトやスイカに含まれる「リコピン」は有名ですかね? 抗酸化作用、免疫力向上などをを持つものが多いのが特徴でもあります。 灰汁にこんな美味しい成分が入っていたなんて・・・本当に驚きです!

犬喜屋まぐ TOPへ

著者紹介
0900801 犬の栄養士さん 竹田恵理子先生

福岡市内で、ドッグシッターや犬の食事関係の専門、「パウズフォウトウト」を設立。

『人と犬が楽しく笑顔に!』をモットウに、ドッグシッターや食事のカウンセリング、ダイエットの指導などを行っている。愛玩動物飼養管理士、栄養士(人間の)、健康管理士一般指導員、フードスペシャリスト、食生活アドバイザーなどの資格を取得。現在は、動物栄養学の講師として専門学校で教えている。

パウズフォウトウト http://www15.ocn.ne.jp/~p4t/

著者紹介
ページのトップへ